武道館 なぜすごい?日本武道館より大きいライブ会場は?

武道館なぜすごい

アーティストはなぜ日本武道館を目指すのでしょうか?

今回は日本武道館を目指す理由についてまとめました。

日本武道館より大きなライブ会場、過去に日本武道館でライブを行った大物歌手などもまとめましたのでどうぞお読みください!

目次

日本武道館はなぜすごいのか

まずは、日本武道館の創設経緯についてお伝えします。

名前の通り、日本の武道である、弓道、相撲、剣道、柔道などを普及する目的で建てられました。

建設の費用は、国のお金や国民の税金が使われたのはもちろんのこと、天皇陛下の御下賜金のもと、1年間で作り上げられたのです。

初めは、建設の目的でもある日本の武道の発展の場として、武道家の憧れであり聖地でもありました。

それが一変したのは1966年のこと。

英国からの「ビートルズ」初来日でした。

当時は、日本のアーティストではないことなどから、反対意見も多かったとか…。

それからは、ロックバンドなど数多くのライブが行われる様になったのです。

また、1980年に山口百恵さんの引退コンサートも、日本武道館でした。

百恵さんが21歳という若さで引退した場所。

それは今では神話とまで言われています。

そのことから、アイドルにとっても聖地になったようです。

余談ですが、日本武道館に着くと爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」の曲が、頭の中で流れます。

特にファンだったわけではありませんが、日本武道館のテーマソングの様に感じます。

その曲のタイトルになっている『玉ねぎ』は、日本武道館の天辺にある「擬宝珠(ぎぼし)」と呼ばれている魔除けとして置かれたものです。

その『玉ねぎ』の下には、富士山の裾野をイメージした屋根があります。

更に、最も古い木造の寺院である『法隆寺』をモデルにしたと言われています。

それらを連想させる建物というだけで、

神聖な場所であり、聖域とされる理由の一つになっているのかもしれません。

会場は客席が八角形になっており、360°全てが観客席です。

それだけのファンを集め、熱狂させられること。

また、当然ながら会場の装飾から、人員などの莫大な費用を払えること。

これらのことを成し遂げられるアーティストのみが、日本武道館のステージに立つことができるのです。

日本武道館より大きいライブ会場

本武道館よりも大きくて広い会場は、全国に多数あります。

関東だけでも、下記の様に3万人~6万人以上のキャパシティーで規模や広さも様々です。

下記の会場はそのほんの一部です。

国立競技場(新宿区)       67,750席

東京ドーム(文京区)       55,000席

さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)37,000席

横浜スタジアム(神奈川県)    35,250席

キャパシティーが多ければ多いほど、アーティストのステータスは上がります。

逆に見る側にとっては、広ければ広いほど、ステージが遠くなってしまいますね。

日本武道館でライブを行った歌手は?

今まで公演をおこなったアーティストやバンドは、国内外問わず多数います。

まず、初めてのコンサートは1965年のレオポルド・ストコフスキー氏の指揮による、日本フィルハーモニー交響楽団特別演奏会です。

ストコフスキー氏は『音の魔術師』と呼ばれ、ディズニー映画「ファンタジア」にも出演しています。

続いても、日本人ではなく英国のビートルズが1966年に来日。

それから「ロックの殿堂」と呼ばれるようになりました。

それ以降も、レッドツェッペリン、カーペンターズなど海外のアーティストが、日本武道館でライブを行っています

そして日本人初の単独公演は、1968年ザ・タイガースです。

沢田研二さんや岸部四郎さんなどが、バンドのメンバーでした。

またまた”初めて”、ソロシンガーとしての単独公演を行ったのが、西城秀樹さんです。

それから、美空ひばりさん、忌野清志郎さん、BOØWYなどなど、二度と見ることができないアーティストも大勢います。

BUCK-TICKや、THE YELLOW MONKEY、エリッククラプトン、松山千春さんなどまだまだ現役で、今も満席にさせる実力のあるアーティストも多くいますね。

また、日本武道館での公演回数が歴代1位なのは、矢沢永吉さん。

2位が松田聖子さん、そして3位のTHE ALFEEは、昨年末で99回目となったそうです。

ジャニーズ事務所のSMAPやTOKIOなどのアイドルも多数出演していました。

ちなみに、オフコースは、10日間連続開催をしたこともあるとか。

まとめ

「日本武道館は、なぜすごいのか」。

あらゆるアーティストが日本武道館で公演を行った記事を色々見て、

感じたことがあります。

それは、『伝説の…』『歴史的…』『〇〇として初の…』『幻の…』などの言葉が、他の会場よりも多く見受けられること。

そのアーティストが与える影響力、そして観客を惹きつける魅力ある人。

そういった”もの”を持つ人のみ、立つことができるのが

日本武道館のステージなのではないでしょうか。

観客として、日本武道館は何度も訪れたことのあるライブ会場です。

千鳥ヶ淵に桜が舞い散る光景を見たのは、ほんの数回程度。

近くにある靖国神社で夜桜能を見たこともあります。

この周辺一体は、ソメイヨシノやオオシマザクラなど、日本を象徴する花や建物が多くあります。

そして、江戸城の現存する最古のものである田安門は重要文化財になっています。

その門をくぐり抜けたところに、日本武道館があります。

そのためか、この地を訪れるとなんだか厳かな気持ちになるのは私だけでしょうか。

日本武道館という場所を介して、武道と同様に良い音楽も

次世代に繋いでいってほしいと願っています。

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